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買取価格決定のポイント
洗車、車内やトランクの整理、掃除しておく
ボディよりも、むしろ車内の状態を重視します。そこで、車内にていねいに掃除機をかけましょう。とくに髪の毛などを残さないようにすることが基本です。シートの下も忘れずに。ダッシュボードなどは、化学雑巾でチリを拭き取っておきます。 ボディは、汚れがひどいときは洗車し、艶がない場合は、できればワックスがけもします。また、ウインドウに貼ったシールは、きれいに剥がしておきます。 意外と忘れがちなのがトランクの整理です。余計な物はすべて出し、スペアタイアと装備されていた工具だけにしておきます。ボディ細部にサビがあるときは、サビ止め剤を塗っておきます。
できるだけ車内の臭いをとっておく
人間の臭覚は、同じ臭いに慣れやすい特徴があります。他人から嫌われる臭いでも自分は気にならず、車にも独特の臭いが染み付いていることがあります。消臭剤などを使い、できるだけ臭いをとっておきましょう。
強い香りのする消臭剤は逆効果になることがあります。臭いを付けるのではなく、あくまでも臭いをとる方向の製品がお勧めです。特に嫌われるのがタバコ臭です。タバコの臭いはガンコで簡単にとることはできませんが、近年、有効な消臭剤も出てきました。ただし、車を手放す数カ月前から、車内では禁煙をするなどの工夫も必要でしょう。また、ペットの臭いにもきちんと対応しておきましょう。
点検記録簿・取り扱い説明書などを確認をしましょう
「点検記録簿」はきちんとファイルしていますか?「車の取り扱い説明書」はお手元にありますか?
車の履歴書としての点検記録簿があるかどうかは確認しましょう。洗車や掃除など、車自体には万全の注意を払っても、点検記録簿や車両本体の保証書などの扱いがぞんざいなこともあります。次のオーナーのために、きちんとファイルしておきたいものです。
車の取り扱い説明書も忘れずに付けておきます。最近の車は、各操作系がコンピュータ化されたものが多く、取り扱い説明書がなければ使えないこともあります。なかでも国産車と操作が違う輸入車はお手上げです。
愛車を大切に扱ってきたことをアピールしてください
車を大切に扱ってきたオーナーなら、査定のときに積極的にアピールすることも大事です。
例えば、オイル交換は近所のカ−ショップで行なう人が多いと思いますが、一定の走行距離(3000〜5000km)に応じて、きちんとオイル交換してきたような場合、記録を見せながら伝えます。
車内禁煙を心がけてきたオーナーは、これも忘れずに申告しましょう。禁煙車は中古車市場で人気です。
キズやヘコミは修理せず現状のまま査定を受ける方が得な場合もある
車は、どれほど注意して使っていても、年月と共にキズやヘコミの1つ、2つは作ってしまうものです。
気にしつつも、忙しさもあって乗り続けたけれど、査定に出す前に修理した方がいいかどうか?
こんなときは、修理せず現状のまま査定を受けるのが得策です。
最近は、ボディのキズやヘコミを、短時関で安く修理してくれる業者が増えてきました。とはいえ、小さなキズ1つでも、状態にもよりますが1万5千円〜2万円近い出費は避けられません。
しかも、その修理費用が査定で上乗せされることはありません。自社で、より安く直すことができるからです。
車検切れが近いとき…車検を受けずに査定に出してください。
愛車の車検の残りが少ない場合、車検を受けてから査定に出した方が有利だろうと思う人もいるでしょう。ところが、車検を通してから査定に出しても、その費用が査定に上乗せされることはほとんどありません。
車検の残りがあと1、2カ月しかないような場合、査定額に微妙に影響するのはたしかです。しかし、ポイント5は安いコストで車検を通すことができます。そのため、仮にオーナーが車検を通すために出費しても、査定額にプラスすることはできないのです。
むしろオーナーにとって大切なのは、車検を通すことよりも、日頃の点検、整備をきちんと行なっているかどうかです。
事故歴は正直に申告しましょう
電柱にぶつけてバンパーを交換した、バックした時にリアをぶつけ修理に10万円もかかった等々、車に事故はつきものです。しかし、車を手放す場合、どの程度までの事故歴なら言うべきか悩む人も少なくないようです。 結論から言えば、車体の骨格部分を損傷して修正または交換した場合(修復歴車)、また、ボンネットやドア、リアゲート(トランク)などを交換するほど大きなダメージを負ったときには、正直に申告するべきです。 もし最初は見破られなくても、その後、何人ものプロに評価されます。とくに現在はオートオークションに回されることが多く、そこで程度を厳しく判断されます。必ず事故歴はわかると思った方が間違いありません。
売るタイミングによって査定額が変わります
極端ではありませんが、車種によって需要に小さな波があります。夏休み前や初冬の頃には、4駆モデルの販売が増えます。季節ごとのアウトドアレジャーの利便性が高いためです。
ただし、車は月単位、週単位で査定額が下がります。とくに年度が変わると、1年旧式になるため下がります。こういった事情を踏まえると、売り時に神経質になるよりも、自分が売りたいときに売るのがベストと言えるでしょう。
オプションはメーカー純正品か、グレードが高ければ査定額に影響することも
クルマを手放すときに気になるのがオプションの評価です。パーツの買い取りリストを整備し、加算してくれるところが増えてきました。少しでもパーツに値段を付けてほしいなら、そのまま買取専門店に売却するのが有利です。
高額なパーツなので、車と別に単体で売りたい人もいるでしょう。その場合は、取り外した後にクルマをオリジナルに戻すことが可能であれば、外して買い取りショップやネットオークションで売る方法もあります。外した跡を修復するために費用がかかるときは、プラス、マイナスを計算して判断します。
中古車業界の人気色は白と黒
中古車業界で人気のあるボディカラーは白と黒です。
とくに白は、色のブームにもさほど影響されず、平均点の高い色です。今はパールホワイト系が人気です。車種にもよりますが黒も評価されます。
車の色が白や黒で、車の下取りや売却交渉のとき「人気色」であることをアピールしましょう。
他の色の場合は、当然ですが、その車で最も人気のある色は評価されます。これはメーカーが新車のときに設定したイメージカラーではありません。実際にユーザーからの人気を集めた色を指します。インターネット、中古車情報誌などで調べることができます。
実際問題として2、3の人気色以外はほとんど差はないため、気にすることもありません。